藤沢市の歯医者 清水歯科藤沢院では、感染症予防のための口腔ケアはもちろん、歯科治療や器具・当施設を媒介した感染拡大を防ぐための院内感染予防に取り組んでおります。専用機器や細部に配慮した取り組み、専門知識の勉強や共有に努め、鎌倉市・茅ヶ崎市・横浜市戸塚区/栄区をはじめとした近隣地域の方も安心してお越しいただけます。
清水歯科藤沢院の院長は、世界最古の公衆衛生大学院を有し米国最難関大学の一つであるジョンズ・ホプキンズ大学「Covid-19 コンタクトトレーシング(接触者追跡)コース」を受講・修了しております。新型コロナウイルスの正しい基礎知識や感染者・濃厚接触者への対応などについて学んだことを活かした取り組みと情報共有に努めています。
environmental
disposable
藤沢駅すぐの歯医者 清水歯科 藤沢院では、滅菌できない器具は可能な限り患者様毎に使い捨て製品を活用し、器具の使い回しによる感染を防ぎます。
follow the rules
感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入することによって起きる疾患のことです。
感染症の経路は、縦の広がりである「垂直感染」と、横の広がりである「水平感染」の2つに分けられます。
垂直感染は一般的には母子感染と呼ばれ、妊産婦の胎盤や産道、母乳を通じて胎児または新生児へ感染を起こすことです。
一方、不特定多数の人々の間におこる感染を水平感染と呼び、接触・飛沫・空気などにより病原体が広がるため、日常生活の中で様々な対策が必要となります。
その他にも病原体に汚染された血液や体液などが、傷口や粘膜に付着することで引き起こされる血液感染があり、歯科医療の現場では血液や唾液を伴う処置が多いことから、日頃から徹底した感染対策を行う必要があります。
今から約100年前に全世界でインフルエンザが大流行した際に、初代アメリカ歯科医師会研究所所長であるWeston PRICE(1870-1948年)という歯科医師が、歯周病の人とそうでない人ではインフルエンザの感染リスクに大きな違いがあるという研究結果を発表しました。
近年では、歯周病菌から出されるプロテアーゼやノイラミニダーゼという酵素がインフルエンザウイルスを活性化させ、粘膜に侵入しやすくなるということが分かっています。インフルエンザ流行時には、歯周病にかかっている人とかかっていない人とでは、感染率に実に2倍以上の差があり、特に免疫力の弱い高齢者は重症化するケースが多かったことが明らかになっています。
このインフルエンザと歯周病の関係性に関しては、新型コロナウイルスに関しても同じ理由で、歯周病がウイルスの感染を助長するのではないかという研究が進められています。
ウィルスや病原菌が体内に侵入しても、それに抵抗して打ち勝つ能力を「免疫」といいます。
免疫力を高めるためには規則正しい食事や適度な運動、十分な睡眠が必要ですが、実は口腔ケアも免疫向上に繋がることがわかっています。
お口の中が不衛生になり歯周病菌が増殖すると唾液とともに体内に侵入し、腸に到着した歯周病菌は腸内環境の乱れを引き起こします。免疫細胞の7割が存在するといわれる腸内環境が乱れることで、免疫力が低下し、病気を発症するリスクが高まります。さらに、飲み込む機能が弱っている高齢者は、唾液に混ざった細菌が肺に入ることで誤嚥性肺炎を引き起こす恐れもあります。
定期的なお口のクリーニングなど口腔ケアをしっかり行うことは、お口の病気はもちろん、体の病気を防ぐのにも大切なことなのです。